@ホッキョクの夏
ペンネーム:S12月に入り、北陸はタイヤも衣替えの時期になりました。
温暖化の影響か、北極や南極の氷がだんだん溶け始めていることが
ニュースで取り上げられていますが、
そこに住む生物たちも変わらざるをえないようです。
その中で白熊は、好物のアザラシが氷のある冬にしか取れないため、
夏は絶食に近くなります。
ガリガリのシロクマを見た時はとても驚きました。
温暖化でますます食糧不足問題がおきるのかと心配していたところ、
環境と共に状況も変わっていました。
夏になるとイッカクという鯨の仲間が子育てにやってきます。
氷が溶けた海は浅瀬ができ、わざわざそこを泳ぐのですが、
大きな体には怪我など危険性があります。
しかし天敵のシャチも一緒にやってくるため、避難のため仕方ないようです。
浅瀬に寄りすぎたイッカクは陸地からの白熊の狩りにもあい、
新しい栄養源になっていました。
地球という星の中にいる同じ生物として、
環境が変わっても彼らのように逞しく生きていきたいと思いました。