@秋の七草
周囲の水田では稲刈りが行われ、「秋を迎えたな」と感じます。気温も下がり、各地では過ごしやすい日が続いているのではないでしょうか。
今回は秋を迎えたということで、秋の七草について少々〜。
■秋の七草について
秋の七草は、秋に咲き、秋を代表する七種類の草花です。
春の七草は健康のためにと七草粥にして食用に使いますが、秋の七草の場合は「花の見た目」を基準として選ばれているようです。
■秋の七草の内容
秋の七草といわれる花は、下記の通りとなります
・萩 (ハギ) |
・尾花(オバナ) | ・葛(クズ) |
・女郎花(オミナエシ) | ・撫子(ナデシコ) | ・藤袴(フジバカマ) |
・桔梗(キキョウ) |
■万葉集からの秋の七草
秋の野に咲きたる花を指(および)折り かき数ふれば七種(ななくさ)の花
萩が花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花(おみなえし) また藤袴 朝貌(あさがお)の花
……山上憶良『万葉集』
秋の七草は万葉集に記載されているものが、現代でも秋の七草として語られています。
「朝貌の花」とありますが、これは桔梗のことであるというのが定説となっているようです。